ここでは、TLDプログラム初級コースを体験なさった方のために
フォロー解説をさせていただいております。ぜひ、ご確認ください。

 初級コース解説

体質
個々の身体の傾向(特質)を知って自らコントロールする

人にはそれぞれ体質という身体の個性がある

 人にはそれぞれに、独自の傾向や特質があります。健康の維持や、病気の治療を行う場合は、個々の体質を知って、それにそって進めることが合理的です。体質に合わないことをやったり、逆行するような治療を施したりすることで、思わぬ結果を招くこともあります。人体は、大変複雑で精妙です。法則にそって、適切に健康維持することが必要です。

 人体は、60~70兆個の細胞で構成されています。体内を循環する血液細胞まで含めると、100兆個の細胞です。細胞の一つ一つが個性を持っています。その細胞によって形成されている器官・臓器は、必然的に個性を持つことになります。人体全体を司っている脳は、さらに強い独自性を持っています。そして、脳の中枢にある自律神経系とホルモン系によるコントロールシステムの処理機能には、大きな個人差があります。様々な要素が相互に関連をもちながら、個別の体質を造り出しています。

 人体の特質の基本要素として、最も重要なものの一つは、元素のバランスです。元素バランスは、分子のバランスに影響を与え、分子バランスは細胞のバランスに影響を与え、細胞は器官・臓器を左右します。

 元素は、相反する性質を持った2種類のものがあります。一つは、収縮しようとする求心性を持ったもの、一方は、拡散しようとする遠心性を持ったものです。111種の元素は、求心性・遠心性のいずれかの性質を持ち、それぞれの強さには差があります。多くの元素が集合して出来上がった物質は、求心・遠心2種のバランスによって、どちらかの性質が表面化します。人体は、このバランスが崩れると、正常な機能を失うことがあります。健康を維持するには、元素バランスが整っていなくてはなりません。人体のバランスに最も大きく影響を与えるのは、食物の元素バランスです。そこで、人体のバランスを判断して、元素バランスが崩れている場合は、食物の摂り方を調整してバランスを正すことができます。そのために、人体の現在のバランスをチェックするのが、TLDの体質チェックです。TLDプログラムにおける体質の判断は、元素バランスに基づいて行われます。この元素バランスを、マクロビオティックでは、陰陽と表現されます。陽は求心性、陰は遠心性を指します。

 元素バランスは、人体の様々な状態として表面に現れてきます。複数の結果をトータルすると、傾きの度合いが分かります。その度合いによって、修正する食生活を実践することで、身体のバランスが整ってきます。元素バランスが整うと、身体全体が円滑に機能できるようになります。身体の基本ベースを整えた上で、生活全体を改善することによって、効率よく健康レベルを高めることができます。

体質別の食事

 TLD初級コースでは、体質を5種類に分けて、体質改善の目安にします。それぞれの体質の特徴は、だれにでも当てはまるものではなく、あくまで参考です。各体質別の食事は、参考ではなく、明確な指針です。

 ホワイトステージは、体内の元素バランスが整っている最も望ましい体質です。元素バランスが良いと細胞の基本機能が上がり、各器官・臓器も自律神経系やホルモン系のコントロール機能も高まります。そのため、免疫力も上がり、体力が増強し、精神も安定します。元素バランスによってすべてが決まる訳ではないのですが、大きな要素にはなります。 

 ある程度心身の負荷がかかっても、自動コントロールシステムが働いて、体内のバランスを崩さないよう調整ができるので、病気を起こしにくい体質です。バランスを崩している場合は、ホワイトステージに近づけるよう調整をしていくことが、体質改善につながります。

 ブルーステージは、遠心性の元素が多く含まれている身体です。遠心性のエネルギーが強く作用すると、細胞は弛緩し拡張する傾向が出てきます。そのため、心臓や動脈の運動が弱くなり、血液の循環機能が下がりがちになります。そして、血圧と体温は低めになります。消化器も弛緩するため、消化・吸収の能力も衰えがちになります。このように、全身的に体力が低下気味になります。この体質の人は、陰性の食物をできるだけ控えるようにします。逆の、陽性食物を積極的に摂るようにします。そうすることで、血液細胞(赤血球、白血球)がしっかりしたものに変わってきます。その血液細胞が、弛緩した組織を立て直していきます。

 人体の細胞は、毎日古いものが消え、新しいものが生まれています。新しくできる細胞を、強固で健全なものにしていけば、やがては、身体全体の細胞が生まれ変わることができます。こうして、身体の芯から改善されます。

 グリーンステージは、一見元気そうに見えるが、あまり体力がないタイプです。消化器は、ほどほどに働くのである程度の量は食べることができるが、処理能力を超えて食べてしまう傾向があります。その結果、余分な栄養素と水分が体内に滞ることになります。すると、臓器の機能は低下し、体力が落ちます。場合によっては、水分の代謝が低下してむくみがちになることが、あります。

 このタイプの人は、ブルーの人に準じた食事を摂ります。しかし、ブルーの人ほど厳しくしなくても結構です。ただし、水分とカロリーは控えめに摂ります。

 イエローステージの人は、元素バランスが求心性に傾いています。そのため、収縮する力が強く血液とリンパの循環が盛んになります。消化器の働きが活発になり、食べ過ぎの傾向が現れることがあります。収縮力も行き過ぎると、血管が狭くなり、循環を妨げるようになります。そこへ、過食が重なると、血管がつまったり、破れたりすることもあります。血液の循環不良は、全身のいたるところで発生して、様々な障害を作り出しやすくなります。一方、精神的にも肉体的にも活発になり、行動が積極的になります。無理な行動を重ねて、行き過ぎにならないよう、注意する必要があります。

 オレンジステージの人は、陽性の元素に偏っています。血液が濃く、血圧は高めで、循環は活発です。体組織は硬く引き締まって、動作は機敏です。体力が旺盛で、行動力があり、気力も充実しています。オレンジの人は、このような傾向がありますが、度を越えてバランスを大きく崩すと、思わぬ事態を引き起こすことがあります。

 オレンジの人は、バランスを中心に戻すために、陽性食物を控えて陰性食物を積極的に摂るようにします。飲み物は、陰陽どちらでも好みの物で結構です。

食事の実際

 TLDプログラムによってチェックすると、回答にはそれぞれの体質に応じた食事をするための食材一覧が示されます。

一覧には、①から⑧または、⑩まで番号があります。①の食材は、毎日食べると良いものです。①の食材すべてを毎日食べるという意味ではありません。①のグループ内で、いずれか好きなものを適宜食べれば良いということです。

②の食材は、『毎日、適度に食べてよい』とあります。これは、グループ内の食材全部を毎日食べるというということではなく、好みのものを食べれば良いということです。食べなければいけないという意味ではありません。

③は、毎日食べても良い食材ですが、少量ずつにして過食しないようにしたほうが良いものです。④以下は、示されている頻度の範囲内で、好みのものを選んで食べれば良いものです。

どのタイプの場合も、食事の基本を整えた上で個々の食事を摂ることで、初めて効果が期待できます。どんなことでも、基本が最も重要です。